U-17W杯、日本は無念のベスト16敗退 PK戦の末に決着…強豪イングランドに軍配

前半37分に訪れた最大のチャンス、上月のシュートはサイドネットに

 強豪イングランドとベスト8進出を争った若き日本代表はPK戦の末に惜しくもベスト16で敗退となった。現地時間17日、U-17ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で、日本はイングランド相手に0-0で90分を終了。大会規定により、延長戦なしで行われたPK戦で3-5と敗れた。

 欧州2位で本大会に進んできたイングランドを相手に、日本は押し込まれる展開になった。最終ラインでもボールをつなごうとする日本だったが、それがかえってイングランドの選手を自陣に引き込み過ぎる状況を招き、難しい時間を過ごした。前半25分過ぎには立て続けにゴール前に攻め込まれ、ゴールポスト直撃のあわやというシーンも作られて耐える時間が続いた。

 日本の最大のチャンスは同37分、FW中村敬斗(三菱養和)が放ったシュートのこぼれ球がペナルティーエリア内左サイドに走り込んだMF上月壮一郎(京都サンガ)のところに転がり、上月が左足シュートを放ったがサイドネット。日本は苦しい前半を無失点で耐え、0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半も立ち上がりから日本が守勢に回ったが、その半ばを過ぎた頃からイングランドに攻め疲れが見え始め、日本も鋭い攻撃を繰り出していくようになった。後半24分にはFW久保建英(FC東京)がゴール正面から鋭いミドルシュートを放ったが、相手GKにセーブされた。

 

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