C大阪の杉本健勇に韓国紙も注目 「幻想ドリブル+決定力を誇る長身FW」と称賛
ハリル監督の前で杉本がゴール 韓国紙は「雷のようなシュート」と称える
J1セレッソ大阪の日本代表FW杉本健勇は、15日のリーグ第29節敵地サガン鳥栖戦で同点弾を叩き込み、2-1と逆転勝利に貢献した。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れた御前試合で活躍し、韓国紙「スポーツソウル」は「杉本がハリル監督の目の前で素晴らしいゴール」と報道。日本人アタッカーの成長に注目を寄せている。
試合は前半23分に鳥栖FWビクトル・イバルボのPKで先制されるも、直後の同25分に成長著しい杉本が輝きを放つ。C大阪のDFマテイ・ヨニッチのクリアに反応したMF清武弘嗣が頭で前線にボールをつなぐと、ボールを収めた杉本が前を向いてドリブルを開始する。鳥栖のDF二人が寄せるなか、杉本はまたぎフェイントで牽制し、右足でボールを押し出して相手DFを股抜きで翻弄。力強い突破でエリア内へ侵入した杉本は、倒れ込みながら左足を振り抜き、ゴール右上にシュートを叩き込んだ。
同記事では187センチの杉本が魅せた華麗なドリブルからの一撃を高く評価。「ユン・ジョンファン監督の絶対的な信頼を受けている長身のFW杉本が足元にも長けていることを証明。雷のような左足シュートでゴールを決めた」と伝えている。
ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア予選で招集された杉本はサウジアラビア戦で途中出場し、念願の代表デビューを飾った。さらに10日の国際親善試合ハイチ戦で日本代表初先発&初ゴールをマークしたことにも言及。「これまで未完の大器と呼ばれた彼は、長身やスピード、足元の技術で評価されている」と触れている。
韓国紙から「幻想ドリブル+決定力を誇る長身FW」と称賛された杉本。ロシアW杯の代表メンバー選出も期待される逸材は、アジアを代表する選手へと脱皮を遂げるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images