パチューカ本田、W杯で輝いた1トップ起用も孤立 海外メディア「機能しなかった」
首位モンテレイ戦に先発した本田、1トップ不発も…後半は右ウイングを務めて見せ場
日本代表FW本田圭佑が所属するパチューカは、現地時間14日に行われたメキシコのリーガMX前期第13節の敵地モンテレイ戦で0-2の敗戦を喫した。スタメン出場の本田は前半に1トップ、後半は右ウイングを務めたがゴールならず。海外メディアは「ケイスケ・ホンダを最前線に配置したが、機能しなかった」と指摘。2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)で1トップ起用され、岡田ジャパンを16強に導いた本田だが、今回は奏功しなかった。
本田は9月9日の第8節グアダラハラ戦(1-3)以来、メキシコ移籍後2試合目のスタメン出場を果たした。首位のモンテレイにゲームを支配され、1トップ起用の本田が前線で孤立する時間が長く続いた。前半23分にはモンテレイのFWフネス・モリにゴールを決められ、パチューカは1点のビハインドを背負った。
米スポーツ専門テレビ局ESPNは「パチューカにとっては敗因があった。ディエゴ・アロンソはケイスケ・ホンダを前線に配置したが、機能しなかった」と言及。モンテレイの強さから前線の本田には良いボールが入らなかった。南アフリカW杯では圧巻のキープ力と決定力で輝きを放ったものの、メキシコリーグでは不発に終わっている。
12月にUAEで行われるクラブW杯に北中米カリブ海王者として参戦するパチューカだが、現在リーグで18チーム中13位と低迷している。
「プレーオフの位置が徐々に遠ざかっている」と記事ではチームの苦境を伝えている。 惜しい直接FKを放つなど、後半は右ウイングで見せ場を作った本田。日本代表からも外れている今、助っ人としてパチューカの浮上に助力したいところだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images