目指すは20年東京五輪 トップアスリートが「部活」の競技力向上を支援

 

サッカー元日本代表の三浦氏らが特別講師に、部活動に励む中高生を指導

 

 現役時代、ヴィッセル神戸などで活躍した元日本代表DF三浦淳寛氏らかつてのトップアスリートが千葉県内の私立麗澤中学・高校で2020年の東京オリンピック開催を見据えて高校スポーツの部活動強化のために特別講師を務めた。

 16日に行われたこのイベントは大塚製薬の企画した「ポカリスエット ブカツ応援キャラバン」。サッカー以外にも元男子バレーボール北京五輪代表の山本隆弘氏、女子バレーボールで2004年アテネ五輪代表の大山加奈氏ら合計6人の著名アスリートが「ブカツレジェンド」として、部活動に励む中高生約200人に1時間半、熱く指導した。

 三浦氏は長崎県の名門・国見高校出身。在籍時には全国高校サッカー選手権大会で優勝2回、4強1回という実績を持ち、2000年シドニー五輪ではオーバーエイジ枠で日本代表に選出されている。

 練習前に生徒から拍手を受けたかつての名手は「インサイドパスを使う回数が1試合で最も多い。プロなどのトップレベルでもここの差が出る」と説明。生徒に基本的なパスを反復させながらも、同じパスでも強弱やカーブなどの回転をかけるなど様々なバリエーションを意識するように指導した。

「この練習は飽きたら負けだ。絶対に負けてはいけない。自分たちで次に何をすべきか考えろ」

 大きな声でそう鼓舞すると、トレーニングの雰囲気は一気に引き締まった。

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