オランダで語り継がれる吉田麻也の伝説ボレー弾 地元紙が再評価「万雷の拍手に値する」

11年9月のPSV戦、吉田が鮮烈ジャンピングボレーで自身欧州初ゴール

 日本人サッカー選手の海外挑戦の登竜門となるケースが多いオランダのエールディビジ。このリーグの強豪と言えばアヤックス、PSV、フェイエノールトの三強だが、オランダサッカーメディア「ELF VOETBAL」が三強の一角であるPSVと今週末に対戦したVVVフェンロについて、日本代表DF吉田麻也が在籍時に叩き込んだスーパーゴールについて振り返っている。

 VVVはPSV相手にアウェーで勝利したのは1976年までさかのぼらないといけないほど、圧倒的に劣勢の対戦成績だという。そんななか、同記事では今から6年前の2011年9月11日の激闘を回想。2-2と互角の攻防を繰り広げるなかで迎えた後半9分、吉田は右サイドからのクロスをジャンピングボレーで欧州初ゴールを突き刺した。

 その後に追いつかれて3-3に終わるも、吉田のインパクトは特大だったようだ。今でも語り継がれる“伝説の一撃”について、同紙は現在の活躍ぶりと同時にこう称えている。

「彼はサウサンプトンのプレミアリーグへと旅立っていった。それにもかかわらず、彼はVVV時代のディフェンス力を思い出させるだけではなかった。ヨシダの破壊的なシュートによってVVVは3-2とし、(最終的に3-3も)PSVから勝ち点を得た。万雷の拍手に値する。その壮大な午後の日は、VVVがPSV相手に今もなお大切にすべき数少ないハイライトの一つだ」

 まさに記憶に残る鮮烈な一撃を決めた吉田に対して賛辞を惜しまなかった。現地時間15日に行われたエールディビジ第8節の同試合でVVVは2-5の大敗を喫したが、今でもなお吉田のプレーは語り草となっているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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