インテル長友、宿敵ミラン撃破で“結果最優先”を強調 「とにかく勝ったことが全て」
長友はミラノ・ダービーでフル出場、相手の攻撃に手を焼きながらも3-2勝利に貢献
インテルの日本代表DF長友佑都は、現地時間15日の“ミラノ・ダービー”ACミラン戦でフル出場し、3-2の勝利に貢献した。試合を終えた長友はミランの攻撃に手を焼いたことを認めつつも「とにかく勝ったことが全て」と、結果を残したことの重要性を強調した。
このゲームは8万人を超える大観衆の中で行われたが、インテルのホームゲーム扱いとあって後押しもインテルに大きいものになった。ともに中国資本に株式を売却した同士という注目度もあったが、長友は「勝っていることが全て。負けていたら満員にはならない。勝ち続けることがサポーターのテンションも上げていると思う」と、試合前の時点で7戦無敗となっていた好調さが要因にあると話した。
試合は特に1点リードして迎えた後半、ミランの猛攻を受ける形になった。3バックのミランとは噛み合わないシステムのなか、長友はミランの右ワイドに入ったMFボリーニを警戒する役割を担ったが、簡単な応対ではなかったと話している。
「ボリーニだけじゃなくてスソも入ってくるし、FWも流れてきて大変でした。後半はミランのペースになってしまって、ただ、締めるところをしっかり締めれば問題ないと思っていたけど、2点は取られたので反省しなければいけない。僕が最初からボリーニについているのは無理。中にも選手がいて一度絞らないといけないので、サイドチェンジをされたところではどうしても遅れてしまう。そこは難しいですよね」
後半、ミランは選手交代によってMFスソの自由度が増し、頻繁に長友のサイドに流れてきていた。そのため、長友は時として1対2の厳しい応対を迫られ、戦術的に難しい状況にあったと話している。そして、最終的には長友のサイドを起点に2失点を喫しただけに反省の弁が口を突いた。