一発退場のヘルタ原口「突如“忍術ファイター”に変貌」 独紙がシャルケ戦の“戦犯”と報道
前半終了間際に足裏を見せるスライディング 試合の流れを「劇的に変えた」
ヘルタ・ベルリンの日本代表FW原口元気は、14日に行われたブンデスリーガ第8節シャルケ戦の前半44分に、相手のオーストリア代表FWギド・ブルクシュタラーにスパイクの裏を見せた危険なタックルを見舞い、一発退場となった。これで流れを失ったホームチームは0-2で敗戦したが、ドイツメディアは「突如忍術ファイターに変貌した」と原口の一発退場のシーンを報じている。
試合の流れを変えるシーンはハーフタイム直前に起きた。タッチライン側の攻防でボールをロストした原口は奪い返すために猛然とダッシュ。そしてブルクシュタラーがこぼれ球を拾い持ち出した瞬間、鋭いスライディングを繰り出すと、スパイクの裏が相手の右足首に入る危険なタックルとなり、シャルケFWは絶叫しながらピッチを転がった。
シャルケの選手が一斉に抗議するなか主審は迷わずレッドカードを提示。原口は天を仰ぎ、ピッチを後にした。
ドイツ紙「キッカー」は「日本人がレッドカード。ハラグチとゴレツカがシャルケを軌道に乗せる」と試合をレポート。シャルケのドイツ代表司令塔とともに、原口が相手の勝利に助力したとしている。
記事でも「ハーフタイム直前、オリンピック・シュタディオンはすさまじい興奮に包まれた。ハラグチがボールを奪おうと、ブルクシュタラーの足に飛びかかり、オーストリア人の足を完全に直撃。レフェリーのベンハミン・ブランドはラフなファウルでレッドカードを日本人に与え、退場処分とした。ヘルタは中断直前に数的不利に陥った」と報じている。
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