「注目は“和製メッシ”のはずが…」 インド紙がU-17日本代表の1-1ドローに驚き

U-17W杯で16強進出も2連敗中のニューカレドニアに勝ちきれず

 インドで行われているU-17ワールドカップ(W杯)のグループリーグ第3戦で、日本代表はニューカレドニアと1-1で引き分けた。日本は2連敗中だった格下相手に勝ちきれなかったが、インドメディアは「注目はメッシのようなクボのファーストタッチのはずが…」と意外なドローを報じている。

 第2戦のフランス戦から先発を9人入れ替えた若きジャパンは、“南太平洋の楽園”ニューカレドニアの牙城を攻略できなかった。大会初参戦のニューカレドニアが4万4665人という大観衆のなか、日本相手に初の勝ち点1をもぎ取った。予想外の結末に、開催国メディアも驚きを隠せなかった。

 インド紙「テレグラフ・インディア」は、「試合前の注目は日本に集中していた。タケフサ・クボのファーストタッチはいかにリオネル・メッシに似ているのか。日本の組織がどれだけ規律正しいのか。しかし、土曜日はニューカレドニアと彼らの勇敢な魂の日となった」と報じている。

 バルセロナ下部組織出身で“日本のメッシ”の異名を持つFW久保建英は、1-0で迎えた後半26分にMF鈴木冬一と交代でピッチに入った。地元の大観衆も久保の繊細なボールタッチを心待ちにしていたが、主役はニューカレドニアだった。同38分、MFジャコブ・ジェノにゴールを許し1-1の同点に。戦前は大勝も予想されたU-17日本代表だが、よもやのドローで若きニューカレドニアに自信と名声を与えることになってしまった。

 E組2位通過となった日本は、17日の決勝トーナメント1回戦でF組1位のイングランドと対戦。3試合11得点の破壊力を誇る強敵との一戦を前に、切り替えたいところだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images


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