会心の妙技にチームメイトも驚き

　だが次の瞬間、ロナウドはボールの勢いを殺さず、右足インサイドで左に出す素振りを見せながら、すぐさま右足アウトサイドに切り替えてマジョラルの股下を抜くパスを通した。あまりにも華麗な“ナツメグ”（股抜き）が決まると、マルセロやMFルカ・モドリッチらは一斉に頭を抱え、会心の妙技を見せたロナウドは映像では背中越しながらも、歓喜の雄叫びを上げるような仕草を見せた。

　同紙はこの様子を「ロナウドがマジョラルとの対戦で“リバース・エラシコ”を成功させ、チームメイトを驚かせた」と記述。またロナウドの母国ポルトガルの「A Bola」紙も動画付きで紹介し、「CR7の天才の瞬間」と伝えている。またトルコメディア「Fotomaç‏」は公式ツイッターで、「ロナウドが若いマジョラルを打ち負かす」と、若きチームメイトに洗礼を浴びせたとしている。

　今季リーグ戦3試合出場でいまだ無得点と、稀代のゴールマシンにとってはフラストレーションが溜まる状況となっているが、練習での足技を見る限り、爆発の瞬間は近いのかもしれない。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images