闘莉王が2戦連発の今季15ゴール目! DF登録ではJリーグ史上初の通算100得点を達成

本拠地の熊本戦でOG献上も決勝弾 2-1勝利に貢献し、チームは今季初の3連勝

 J2京都サンガF.C.所属の元日本代表DF田中マルクス闘莉王は、14日に本拠地で行われたリーグ第37節ロアッソ熊本戦で、1-1で迎えた後半26分にCKからヘディングで決勝点をマーク。2試合連続の今季15ゴール目となり、J1、J2通算で100得点を達成した。

 驚異の“超攻撃的DF”は、この日も猛威を振るった。3連勝を狙う京都がホームに熊本を迎えた一戦。前半22分、熊本のMF上里一将が蹴ったFKが、ゴール前にいた闘莉王の足に当たりオウンゴールで先制を許してしまう。不運な形で先制点を献上してしまった京都だが、すぐに反撃。同38分、敵陣右サイドで得たFKの流れから、DF石櫃洋祐が相手のクリアボールを右足でダイレクトで叩き込み同点に追いついた。

 そして1-1で迎えた後半26分、待望の大きな1点が生まれる。元日本代表FW大黒将志も投入し攻勢を強めた京都は右CKを獲得。キッカーを務めた石櫃のクロスを、ゴール正面で闘莉王がドンピシャのタイミングで合わせ、豪快なヘディングシュートを叩き込んだ。

 2試合連続となる今季15ゴール目が決まると、ベンチメンバーも含めてDF土屋征夫の第6子誕生を祝う歓喜の“ゆりかごダンス”。試合はそのまま2-1で京都が勝利し、今季初の3連勝を飾った。

 プロ入り17シーズン目を戦う闘莉王は、これまでJ1で通算75得点、J2ではプロ3年目の水戸ホーリーホック在籍時に10得点をマーク。そして京都に加入した今季、14年ぶりとなるJ2の舞台でこの日15ゴール目を叩き込み、DF登録選手としては史上初となる100得点を達成した。

 36歳となっても衰えぬフィジカルの強さと、研ぎ澄まされる得点感覚。さらなるゴール量産が期待される。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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