神の手弾や韓国の疑惑判定に並び… パナマの“ゴースト弾”「伝説の大誤審」に不名誉選出
クウェート皇族が介入、ゴール取り消しに
8番目の誤審はスペイン代表FWミチェルのキャノンシュート弾が選ばれた。1986年メキシコ大会グループD組初戦のブラジル戦でミドルシュートを決めたはずが、オーストラリア人主審のクリス・バンブリッジ氏はゴールを認めなかった。
9番目の誤審はスタンドからの圧力によるものだった。1982年スペインW杯でクウェートはフランスに1-4で敗れたが、1-3とリードされた場面でフランス代表FWアラン・ジレスの明らかなゴールに対し、スタンドで観戦していたクウェート皇族のシェイク・ファハド・アル・ザバーハ氏がピッチ上に介入。ロシア人主審にゴールの撤回を申し立てると、なんと取り消しになる前代未聞のスキャンダルが起きた。
これまでのサッカー史で様々な誤審が生まれたが、パナマのゴーストゴール事件はW杯の歴史に汚名を刻んでしまったようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images