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吉田所属のサウサンプトン、バルサFW獲得に照準か “得点力不足”解消へ1月の補強狙う
今季リーグ戦7試合でわずか5ゴール、バルサで不遇のアルカセルに白羽の矢
日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンは、今季リーグ戦7試合で5得点と深刻な得点力不足に悩まされている。攻撃陣のテコ入れとして、1月の移籍市場ではバルセロナのスペイン代表FWパコ・アルカセルの獲得を目指していると、英紙「デイリー・メール」が報じた。
アルカセルは2016年にバレンシアからバルセロナに加入。FWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレス、FWネイマール(現パリ・サンジェルマン)という当時の強力3トップ「MSN」のバックアップとして期待を集めたが、その壁は分厚く、なかなか出番を手にすることはできなかった。バレンシア時代は絶対的なエースで、スペイン代表にも名を連ねていたが、ビッグクラブでは存在感を示すことができずにいる。
今季から指揮を執るエルネスト・バルベルデ監督の下でも、出番はわずかに公式戦3試合のみ。最後にピッチに立ったのは8月26日のアラベス戦(2-0)で、およそ1カ月半も公式戦に出場していない。クラブはオファー次第で放出を容認する構えで、アルカセルにも移籍可能だと伝えているという。記事によれば、バルサがバレンシアに支払った移籍金は2700万ポンド(約40億円)だったとされている。
サウサンプトンは今季リーグ戦7試合を終えて勝点8の12位。得点数がリーグワースト5位タイの5ゴールと、攻撃陣の不振が深刻となっている。バレンシアではリーグ戦93試合で30得点、代表でも13試合で6得点と高い決定力を示すアルカセルのようなストライカーは、喉から手が出るほど獲得したい存在と言えるだろう。
浮上を狙う”セインツ”は、お目当てのストライカーを迎え入れることができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images