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ミラン、タイ実業家に株式売却ならセードルフ前監督が再登板も 伊紙が報じる
低迷するミラン、今度はセードルフ前監督が来季監督候補に浮上
ACミランが来季監督として昨季終了時に解任したクラレンス・セードルフ監督を再登板させる可能性が浮上している。イタリア地元紙「トゥット・スポルト」が「ビーのミランは、セードルフ監督を呼ぶ」との見出しで特集している。
タイ人実業家が衝撃の“復帰計画”を進めているという。ACミランは不動産管理会社「カントリーグループ・デベロップメント」を経営するタイ人実業家のビー・テチャウボン氏と株式の売却交渉を進めていると報じられてきたが、このほどイタリアの経済紙「ソーレ24オーレ」が関連書類を入手したことをトゥット紙が伝えている。
記事によれば、ミランはアメリカ、アラブ首長国連邦、中国などの投資家に対して最大で40パーセントの株式を売却するとしている。シルビオ・ベルルスコーニ会長は大量の株の売却には否定的だが、テチャウポン氏は過半数以上の取得に本腰を入れているとされ、同氏はすでにベルルスコーニ会長との会談で、株式取得が成立した場合にセードルフ前監督を復帰させたい意向を伝えていると報じられている。
現在ミランはフィリッポ・インザーギ監督が指揮を執っているが、現地では成績不振から解任危機がささやかれ続けてきた。その状況下で複数の監督が後任候補として浮上。セードルフ監督の再登板も報じられる事態となっている。
また、テチャウボン氏サイドはフィオレンティーナのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督もリストアップしているものの、高額な違約金が障害となっていると報じられている。さらに同氏はアドリアーノ・ガリアーニCEOとバルバラ・ベルルスコーニ社長の2人を留任させる考えだとも伝えられている。
1度は更迭されたセードルフ氏が復帰するのか。ミランの監督問題はクラブの株式譲渡の話題もあいまって大きな注目を集めている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images