スコールズ氏が少年時代にファンだったオールダムの監督就任へクラブと面談

　現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元イングランド代表MFポール・スコールズ氏が、少年時代にファンだったというイングランド・リーグ1（3部相当）のオールダム・アスレティックの監督就任に近づいているようだ。英公共放送「BBC」が報じた。

　英衛星放送「BTスポーツ」で解説者として活躍している42歳のスコールズ氏は、3部オールダムの監督就任に向けて、クラブと面談を行ったという。同クラブは9月にジョン・シェリダン監督を解任し、昨年現役引退したばかりのリッチー・ウェレンス氏が暫定的に指揮を執っている。元ACミラン指揮官のクラレンス・セードルフ氏が後任候補に浮上していたが、実現はしていなかった。

「BBC」によれば、暫定指揮官のウェレンス氏は正式な監督就任を望んでいるようだが、ここにスコールズ氏就任の話が急浮上した格好だ。正確無比なキックを武器にユナイテッドで通算717試合155得点、11度のプレミアリーグ制覇、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝など輝かしいキャリアを持つ司令塔も、トップチームの指揮経験はなく、新たなキャリアの幕開けとなる。

　オールダムは現在、リーグ戦で24チーム中の19位。監督交代後に3連勝と調子を上げているなかで、イングランドの英雄招聘という決断を下すのだろうか。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images