ハリルJ現状のベストメンバーは? 11月の欧州遠征に向けた「各ポジションの勢力図」
別格の大迫を追う海外組2人、J勢は苦しいか
■センターフォワード(2枠)
◎ 大迫勇也(ケルン)
〇 武藤嘉紀(マインツ)
▲ 岡崎慎司(レスター)
△ 杉本健勇(C大阪)
△ 小林 悠(川崎)
大迫が別格の存在感を見せているだけに、残り1枠を争うポジションと言えそうだ。今回招集の武藤とベテラン岡崎が争うのが基本線になり、国内組には厳しい印象が残る。FW全体で7人を呼ぶということになった場合は、他ポジションの選手との争いになり3人が呼ばれるかもしれないが、その場合も海外組3人が名を連ねる可能性が高そうだ。
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11月は欧州組にとってはシーズンがスタートし数カ月が経過した段階だが、国内組はタイトル争いのかかった佳境を迎える時期となる。リーグ戦が終了後の国際Aマッチデーではない12月に、E-1サッカー選手権があることを踏まえると、国内組を呼ぶ比重はそちらに偏るだろう。
ハイチ戦でのパフォーマンスと低評価に加え、ハリル監督が「現在、世界のトップ2と言ってもいい」と表現する列強との連戦だけに、海外組を中心とした既存の主力メンバーによって構成されることになりそうだ。
【了】
轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images