ハリルJ現状のベストメンバーは? 11月の欧州遠征に向けた「各ポジションの勢力図」
状態次第では清武復帰? 右ウイングは激戦
■トップ下/インサイドハーフ(3枠)
◎ 香川真司(ドルトムント)
○ 小林祐希(ヘーレンフェーン)
〇 倉田 秋(G大阪)
▲ 清武弘嗣(C大阪)
△ 柴崎 岳(ヘタフェ)
欧州遠征ということもあり、香川は最有力の存在。中盤全体で「6人」といった様相のあるなかで、10月シリーズで2試合とも出場した小林と倉田は、守備的MF枠からの選出人数の影響を受ける可能性がある。また、清武が6月末の負傷から復帰しているため、パフォーマンス次第では招集される可能性は十分に考えられる。また、柴崎が負傷離脱中で復帰が難しいなか、ベルギーリーグで今季絶好調の森岡亮太(ワースラント・ベベレン)は、ハリル監督の「合宿に呼んで見てみたい」という定番のコメントが聞ける対象となるかもしれない。
■左ウイング(2枠)
◎ 原口元気(ヘルタ)
◎ 乾 貴士(エイバル)
△ 宇佐美貴史(アウクスブルク)
原口と乾の両者で、基本的には埋まっているポジションと言えるだろう。ニュージーランド戦では武藤がこのポジションで起用されたが、基本的にはセンターフォワードで競争し、左での起用はオプションと考えられる。就任以来ハリル監督が目をかけ続けてきた宇佐美は、現状では評価に差が開いてしまった感がある。万全な状態なら、南野拓実(ザルツブルク)というサプライズも考えられたが、負傷中とあって難しい。
■右ウイング(2枠)
〇 久保裕也(ヘント)
〇 浅野拓磨(シュツットガルト)
▲ 本田圭佑(パチューカ)
厳密に2枠なら、本田を含めた3人による激戦区と言えそうだ。しかし、サイドバックなど他ポジションの人数次第では、3人全員が呼ばれて枠が増える可能性が最も高いポジションとも言えそうだ。強豪国との対戦だけに、本田の経験や存在がチームに与える影響力を重視するならば、ここで招集されるのも現実的な話だろう。