ハリルJ現状のベストメンバーは? 11月の欧州遠征に向けた「各ポジションの勢力図」
SBは不動の3人、4枠使わず他に回す可能性も
■センターバック(4枠)
◎ 吉田麻也(サウサンプトン)
◎ 昌子 源(鹿島)
◎ 槙野智章(浦和)
〇 植田直通(鹿島)
▲ 三浦弦太(G大阪)
△ 森重真人(FC東京)
吉田のパートナーを昌子と槙野が争っている構図だが、両者は少なくともメンバーには入るだろう。10月シリーズで出場のなかった植田と、ハリル監督がポテンシャルを高く評価している三浦が最後の1枠を巡ると予想されるが、サイドバックとの関連で槙野を“併用”すると考えれば、5人全員の招集もあり得る。長期離脱中の森重を除くと今年に入ってから招集されているのはこの5人のみで、強豪2連戦にいきなり新戦力を抜擢するかというと大いに疑問が残る。
■サイドバック(4枠)
◎ 酒井宏樹(マルセイユ)
◎ 長友佑都(インテル)
◎ 酒井高徳(ハンブルガーSV)
△ 車屋紳太郎(川崎)
△ 宇賀神友弥(浦和)
海外組の3選手は不動の存在で、残りの1枠の扱いがどうなるか。槙野をサイドバックの枠に入れることが少なからずあり、長友と酒井高が両サイドでのプレーが可能という状況を考えれば、4枠を使わずに他のポジションに回す可能性も十分にある。国内組のサイドバックには、厳しいポジションだと言えそうだ。
■守備的MF/インサイドハーフ(3枠)
◎ 山口 蛍(C大阪)
〇 井手口陽介(G大阪)
▲ 長谷部誠(フランクフルト)
▲ 今野泰幸(G大阪)
△ 遠藤 航(浦和)
△ 髙萩洋次郎(FC東京)
△ 加藤恒平(ベロエ・スタラ・ザゴラ)
長谷部は膝の状態次第だが、この先のリーグ戦でプレーできていれば当然のようにメンバーに戻るだろう。山口もレギュラー格となり、残る1枠は井手口がリードか。ハリル監督がたびたび言及する今野は、相手が強豪国という状況だけにメンバーに入れておく選択肢はあり得そうだ。