ファン・ハール監督がディ・マリアの来季残留を予想 「移籍しないと考えている」

PSGへの移籍報道も、指揮官「私は彼が残留すると考えている」

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が今夏の移籍の可能性が浮上しているアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアに関して残留を予想している。英BBCが報じている。

「私は彼が残留すると考えている。レッドカードと敗北の後の彼の反応と態度はいいからね」

 指揮官は、今季開幕前に約6000万ポンドという英国史上最高額の移籍金で獲得したアタッカーについて、そう見通しを語っている。

 ピッチ上で精彩を欠き、批判を集めていたディ・マリア。9日のFAカップ準々決勝アーセナル戦では判定に抗議した際に主審のシャツを掴み、2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。1-2での敗戦の戦犯となっていた。

 そんなディ・マリアはパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍する可能性が浮上。PSGが昨夏にも獲得に乗り出し、本人も将来的な移籍の願望を語っていたことから、地元メディアはディ・マリアが在籍1年でマンチェスター・Uを去る可能性を報じていた。

 しかし、リーグ戦残り10試合で来季欧州チャンピオンズリーグ出場権を得られる4位以内を死守しなければいけないファン・ハール監督は過熱するディ・マリアの去就問題を必死で“火消し”。「私は選手の要求に関して常に配慮している。彼の将来について断言することは不可能だが、私は彼が移籍しないと考えている」と話している。

 大型投資から在籍わずか1年で放出する事態となれば名門の補強戦略が厳しい視線にさらされる可能性もあるだけに、指揮官も鎮静化に努めている様子だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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