メッシ圧巻ハットでアルゼンチンが崖っぷちから生還! 12大会連続17回目のW杯出場決定

敵地でエクアドルに3-1と快勝 予選敗退危機を乗り越えW杯自動出場権を獲得

 苦境のアルゼンチンをロシア・ワールドカップ(W杯)へと導いたのは、やはりリオネル・メッシだった。壮絶なデッドヒートとなったロシアW杯南米予選、最終節が現地時間10日に開催され、メッシ擁するアルゼンチンはキックオフ1分も経たずにエクアドルに先制を許し、いきなり崖っぷちに立たされたものの、メッシのハットトリックで3-1と勝利。なんとか12大会連続17回目の本大会出場権を獲得した。

 前節終了時点でW杯出場権獲得圏外の6位に沈んでいたアルゼンチンは、最終戦で勝利すればプレーオフ圏内の5位以内を確保できるものの、引き分けや敗戦では限りなく5位以内の可能性が薄れる状況だった。標高2850メートルという過酷な敵地キトに乗り込んだ一戦、ホルヘ・サンパオリ監督率いるアルゼンチンはメッシ、DFハビエル・マスチェラーノらをスタメンに送り出し、運命のキックオフを迎えた。

 しかし試合開始40秒足らずで、いきなり悪夢が待っていた。エクアドルのロングボールに3バックの対応が後手に回ると、FWオルドニェスの頭での落としからMFロマリオ・イバーラに抜け出される。GKセルヒオ・ロメロも飛び出したがセーブは間に合わず、いきなり先制点を許す展開となった。

 だが前半11分、メッシが輝く。ドリブル突破から左サイドを走ったMFアンヘル・ディ・マリアにパス。これをディ・マリアが折り返すとゴール前に走り込んだメッシが冷静にゴールに流し込み同点ゴールを流し込んだ。さらに同18分、ディ・マリアからのパスを一度失いかけたメッシだったが、鬼気迫る表情でボールを奪い返すとゴール前に侵入。W杯への思いを込めた強烈なシュートで2-1と逆転。このまま前半を折り返した。

 

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