劇的弾の香川真司 課題浮き彫りのチームに不安告白「W杯でこういう試合は許されない」
ハイチ戦の終了間際に同点弾、周囲との連係やチーム全体の課題に言及
日本代表MF香川真司(ドルトムント)は10日のハイチ戦(3-3)後、「ワールドカップでこういう試合は許されない」と厳しい口調で試合を振り返った。
「連動性やお互いの意思疎通という意味で、なかなか感じられなかった。そのタイミングも含めて。やっているなかで自分自身、リズムができないと感じた。それが今後の試合の中で課題に残ると思います」
日本はワールドカップ(W杯)出場権を逃したハイチ相手に一時2点リードするも、一度逆転される失態を演じた。後半アディショナルタイムに香川の同点ゴールで3-3の引き分けに持ち込んだが、今後に不安を抱かせる内容だったのは事実。香川も周囲との連係面について課題を指摘している。
この日はFW杉本健勇(セレッソ大阪)ら出番の少ない選手が多く起用された。前半はベンチで戦況を見つめ、後半14分からピッチに立った香川は「今日、メンバーも変わったなかで、90分を通して試合をコントロールできないところに課題を感じました」とチーム全体として解決すべき問題があると語った。「W杯でこういう試合は許されない」と厳しい言葉も口にしている。
page1 page2