原口元気、拙い試合運びに「バラバラ」と悔しさ露わ 「こういうゲームをしちゃいけない」
「代表のユニフォームを着ている限り」の矜持
原口は重ねて「積み重ねてきたものを、さらに良いものにしなきゃいけないわけじゃないですか」と、チームが継続性を持って強化を続けるなか、前後で考え方が分断され、間延びしたサッカーになったことに納得がいっていない表情を見せた。そして「2点を先に取って、相手はこんな感じか、みたいな雰囲気になったけど、だったら畳みかける強さを見せなきゃいけない」と、2点リードした後の試合運びの拙さにも言及した。
11月にはブラジル代表、ベルギー代表という本大会でも優勝候補に挙がるような強豪国との対戦が控える。それを踏まえて「強い相手でテンションが変わって、もしかしたら次は良いゲームをできるかもしれない。でも、代表のユニフォームを着ている限りこういうゲームをしちゃいけない」と、この日のゲームに対して自分自身への反省や怒りに近い感情を表現していた。
今回の10月シリーズでは出遅れてしまった原口だが、ハリルジャパンの中核として戦ってきているだけに、チーム全体がゲームに臨むにあたってやるべきことができていなかったことに、何よりも悔しさを感じていた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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