豪州監督、W杯出場の望みをつなぐシリア戦へ背水の陣 「私は愚か者になる」

ケイヒルの起用などスタメン変更も視野

 大一番だけに、地元オーストラリアのメディアでは37歳のベテラン、ティム・ケイヒル(メルボルン・シティ)の起用法に注目が集まっている。記事では「ポステコグルーは(第1戦を含めた)180分でのアプローチをとっている」とし、「(ケイヒルは)我々にとってオプションだ。我々は予選を通じて違うフォーメーション、選手を使ってきた」と指揮官のコメントを紹介しながら、複数人のスタメン変更を予想している。

 そして、名前を挙げて期待を寄せたのが、第1戦はベンチスタートだったMFトム・ロギッチ(セルティック)だ。

 189センチの長身に似合わず技術に定評があり、鋭い飛び出しからゴールを狙う24歳についてポステコグルー監督は次のように語っている。

「トミ(ロギッチ)の存在は我々にとってすごく大きく、(W杯予選では)ゴールとアシストで貢献してくれた。ゲームを支配し、国をステップアップさせる存在になったが、彼にはもっと、もっと重要な選手になってほしい。彼は間違いなく重要な局面でスペシャルな何かをもたらせる。我々は“良い武器”を持っている」

 果たして、4大会連続5回目の本大会出場を達成できるのか。サッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)の命運やいかに――。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング