本田も放出危機? ミランは来季以降“オールイタリア人選手化”に踏み切るのか
伊紙「ミランはイタリア人で構成したいという構想がある」
ACミランが“オールイタリア人選手化”を推進するチーム方針の一環として、来季サンプドリアのMFロベルト・ソリアーノとエンポリMFミルコ・ヴァルディフィオーリの獲得に乗り出すとイタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。これにより、外国籍選手である日本代表FW本田圭佑が来季以降のチームの強化方針から外れる危険性も浮上している。
イタリア元首相のシルビオ・ベルルスコーニ会長は“ある構想”を胸に秘めているという。記事では「ミランは外国人選手を減らしたい。クラブはサンプドリアの司令塔が気に入っている。未来に大きな疑問符がある。このミランにおいて、数少ない確かなことの1つに、イタリア人で構成したいという構想がある。骨格はイタリア人選手で構成していく」と報じている。
ドイツ生まれでバイエルン・ミュンヘンの下部組織で育ったソリアーノはイタリアの各年代の代表を務めてきた逸材。機動力と高い技術、決定力も誇っており、ワルテル・マッツァーリ監督時代のインテルも獲得に乗り出していた。アドリアーノ・ガリアーニCEOはガーナ代表MFサリー・ムンタリなどをトレード要員にして、獲得を目指すという。
今季セリエAで一気に台頭したヴァルディフィオーリに関しては、ガリアーニCEOがエンポリのコルシ会長と会談を持ち、すでに600万ユーロのオファーを出しているナポリとの交渉状況をチェックするという。
ミランがチームに所属する全選手をイタリア人で固めるという指針を本格的に掲げた場合、本田の居場所はあるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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