W杯欧州予選でGKがトラップミス&転倒 痛恨失点が話題「悪夢の夜」「致命的な破滅」
ハンガリーの守護神グラーチがバックパスの処理でミスを犯してまさかの失点
ロシア・ワールドカップ(W杯)出場権を巡り、欧州予選は熱戦が繰り広げられている。グループBの首位スイスは現地時間7日、本拠地で3位ハンガリーを迎え撃ったが、相手GKから受けた“大きな恩恵”が話題を呼んでいる。
不本意な形で注目の的となってしまったのは、ハンガリー代表の守護神を務めるペテル・グラーチ(RBライプツィヒ)だ。
その場面は、0-0で迎えた前半18分に起きた。攻撃を組み立てようと、グラーチは右サイドのDFリハールド・グズミッチ(延边富德)にパス。スイスのプレスを受け、GKにバックパスした次の瞬間——。グラーチは右足でボールをコントロールしに行ったが、トラップが乱れるまさかの事態。さらに、猛然とプレッシャーをかけに来たスイスのグラニト・ジャカ(アーセナル)が目に入った慌てた影響か、スリップして転倒してしまう“二重苦”で悠々と先制点を与えてしまった。
グループリーグ首位の座を手にするべく、勝ち点と大量得点がほしいスイスは、この“ラッキーゴール”を機に攻撃陣が爆発。前半だけで3点を奪い、MFスティーブン・ツバー(ホッフェンハイム)が2ゴールを挙げるなど、5-2で大勝を飾った。