“ベテラン”香川、成長著しい井手口との連携強化に自信 「これからより分かり合える」

ハイチ戦のテーマは選手間の距離感 「誰とやっても自分の良さを出せるのが良い選手」

 日本代表MF香川真司(ドルトムント)は、ハリルジャパンで一躍レギュラー争いに名乗りを上げているMF井手口陽介(ガンバ大阪)を「すごく運動量があって、前に出てボールを奪える選手」と絶賛。「これからより分かり合えると思う」と連携強化に自信をのぞかせた。

 6日のニュージーランド戦(2-1)で香川はトップ下に入り、ダブルボランチには井手口とMF山口蛍(セレッソ大阪)が並んだ。攻撃的な香川の背後をサポートする21歳は、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を遂げている。香川もコンビネーションへの手応えを実感している。

「(井手口は)すごく運動量があって前に出てボールを奪える選手なので、これからもっともっとプレーしていけばより分かり合えると思いますし、そうやってやっていくことが限られた時間の中で大事だと思います」

 ワールドカップ・アジア予選が進む中で選手の入れ替えも頻繁に起きている。バヒド・ハリルホジッチ監督体制で一貫して招集されてきた香川も、10日のハイチ戦に向けては「選手間の距離感であったり、そういった感覚は突き詰めていきたい」と周囲との連携強化をポイントに挙げた。

「ドルトムントでもそうですけど、誰とでもプレーできないといけないと思いますし、誰とやっても自分の良さを出せる選手が良い選手であることは自覚している。誰とやろうが代表に来ている選手は特徴があるので、お互い生かし合いながらやれればいいし、コミュニケーションを取ることが大事。出てない選手も含めてお互いを知りながらやれるか」

 コメントからはベテランとしての風格も漂う香川。井手口ら新戦力の台頭も歓迎していた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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