U-17W杯、3得点に絡んだ久保建英をインド紙称賛「クボのマジック」「才能を見せつけた」
ハットトリックを達成した中村の先制点をアシストし、自らも初ゴールをマーク
インドで開幕したU-17ワールドカップ(W杯)グループリーグ、U-17日本代表にとって初戦となるホンジュラス戦が現地時間8日に行われ、FW中村敬斗(三菱養和SCユース)が前半のみでハットトリックを達成するなど、6-1で大勝。FW久保建英(FC東京U-18)は初ゴールを含めて3得点に絡み、インド紙が「ターンとスピードで才能を見せつけた」「クボのマジック」と“ジャパニーズ・メッシ”の活躍を報じている。
先発出場した久保は、前半22分に自らの突破で得た右CKのキッカーを務めると、鋭く曲がり落ちたボールを走り込んだ中村が頭でしっかりと合わせて先制。同30分にも中村のゴールを演出し、さらに前半アディショナルタイムには中村の浮き球パスに得意の左足を振り抜き、ニア上を打ち破って今大会初得点をゲットした。
中村の3得点などで初戦を6-1と大勝した日本について、インド紙「インディア・エクスプレス」は「日本がホンジュラスを撃破。ケイト・ナカムラがいきなりハットトリックをマーク」と伝えた。それと同様に、開催地インドの各紙が大きく取り扱ったのがやはり久保の活躍だった。
初ゴールを含む3得点に絡み、インド紙「ザ・ヒンドゥー」は「誰しもが見たいと思っていたタケフサ・クボは、ターンとスピードで才能を見せつけた。“ジャパニーズ・メッシ”は近距離からの左足のシュートでスコアボードに名前を刻んだ」と評価。インド紙「ザ・タイムズ・オブ・インディア」は「日本はホンジュラス戦でクボのマジックをアテにした」と久保の働きが日本にとって大きかったことを取り上げている。
16歳の久保は17歳の中村とともに、初陣で開催地インドに強烈なインパクトを残した。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images