ヒディンク体制復活を諦めない!? 韓国で燻る待望論、ロシア戦4失点で「組織力崩壊」

敵地でOG2本を献上するなど2-4と完敗 韓国メディアも「穴は守備」と指摘

 韓国代表が7日、モスクワでロシア代表と国際親善試合を行い、2-4で敗れた。今回の試合には国内でプレーする選手は招集されず、欧州や日本などでプレーする国外組でメンバーが構成された。

 試合は前半終了間際の44分に右CKから失点。後半に入ってからは後半10分と12分に、DFキム・ジュヨンが立て続けに2点も不運なオウンゴールを記録してしまい0-3。さらに同38分にもロシアに追加点を許し、0-4とされた。

 ここから韓国は目が覚めたかのように攻勢に転じ、同42分にMFクォン・ギョンウォン、アディショナルタイムにはFWチ・ドンウォンがゴール。だが2-4という大量失点での手痛い敗戦に、地元メディアには「完敗」との見出しが躍った。

 韓国のスポーツ紙「スポーツ朝鮮」は、「ロシアを相手に攻撃にはある程度の重量感があったが、穴は守備だった。先月の“ヒディンク狂風”を考えれば、今後の親善試合で呆れるようなスコア、または失望的な試合内容で崩れるようなことがあれば、ファンの失望感は爆発するだろう」と伝えた。

 また、韓国紙「韓国日報」は「韓国サッカーの守備が不安だという心配は、昨日、今日の話ではない」と伝えた。同紙は「キム・ジュヨンのポジショニングに難はあったが、サッカーにおいてオウンゴールは、ディフェンスするなかで発生する不可抗力的な部分がある。したがって、選手もそれについて非難したりはしない」と前置きしつつ、問題は“組織力の崩壊”と指摘した。

 

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