イスコがスペイン人からブーイングを浴びたピケに言及 「彼自身が引き金を引いたが…」
カタルーニャ独立支持を表明したピケに、アルバニア戦の本拠地サポーターが敵意
バルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケは、同国南部アリカンテで行われたロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選アルバニア戦で3-0の勝利に貢献したが、自国サポーターからボールを受けるたびに痛烈なブーイングを浴びた。カタルーニャ独立への支持を表明するストッパーが晒された特異な状況について、スペインの予選突破に貢献した同僚が言及した。スペイン紙「マルカ」が報じている。
まるでアウェーのようだった。最終ラインで試合を組み立てるピケにボールが入るたびに、スタンドから痛烈なブーイングが浴びせられる。スペイン人サポーターから、ピケはあからさまに敵意を示されていた。
この状況に、チームの2点目を決めてW杯出場に貢献したレアル・マドリードMFイスコは、「これは彼自身が引き金を引いたことだ」と語ったうえで、スペイン代表守備陣の戦力としてピケが不可欠な存在であることを強調している。
「我々はピッチ上で、彼がとても重要なことを理解している。彼はスペイン代表で15年間も活躍し、貢献してきたんだ。人々が彼に罵声を浴びせるのは自由だし、どう思おうが自由だ。彼も自然に受け止めているよ」
ホームの観衆から強烈なプレッシャーを受けながらピッチ上で冷静さを失わなかったピケは、スペイン代表に欠かせない戦力だと語っていた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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