地元メディアは、ACミランの日本代表FW本田圭佑が、16日の敵地フィオレンティーナ戦に70%の確率でトップ下で先発すると予想した。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。 負ければ解任と報じられているフィリッポ・インザーギ監督は4-3-1-2システムを準備しているという。ミランの次期監督候補の1人に浮上しているビンチェンツォ・モンテッラ監督率いる、フィオレンティーナの4-3-2-1システムに対抗することになる。 3試合連続でスタメンから外れていた本田はトップ下での先発出場が予想されている。だが、出場は鉄板ではないという 。先発の可能性は7割で、イタリア代表MFアレッシオ・チェルチが先発する可能性も30%残されているようだ。 チェルチは、今年1月の移籍市場で元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスと入れ替わる形で期限付き移籍してきた。公式戦でゴールは決めていないが、3アシストを記録。抜群の突破力を誇りながら、アトレチコで出場機会を失っていた影響もあり、コンディションに問題を抱えていた。 さらに、ピッチ外でも、さまざまな物議を醸してきた。起用法を巡ってインザーギ監督とも衝突。その婚約者も、チェルチを先発起用しない指揮官に「意味が分からない」とテレビ番組に出演してクレームをつけていた。そうした自己主張の激しいチェルチだが、先発の可能性を残している。 本田 は、12日のユースチームとの練習試合でハットトリックを達成。アピールを続ける背番号「10」は、チェルチとのポジション争いを無事に制することができるだろうか。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images