途中出場の倉田が試合終了間際に決勝弾! W杯PO出場のニュージーランドに競り勝つ
交代選手が流れを変え、倉田が試合を決める
ハリルホジッチ監督はハーフタイムで交代を行わず、そのままのメンバーで後半がスタート。すると同4分、右サイドから山口がカットインして放った左足シュートを相手DFがペナルティーエリア内でハンドを犯してPKを得る。これを大迫がゴール右へ冷静に決め、同5分に日本が1-0と先制に成功した。
しかし、日本は同14分、MF井手口陽介(G大阪)とDF長友佑都(インテル)が2人掛かりで守りにいった左サイドを縦に突破されると、中央へのクロスをDF吉田麻也(サウサンプトン)のマークをかいくぐったFWウッドに頭で押し込まれて同点とされた。
ハリルホジッチ監督はその直後、香川に代えてMF小林祐希(ヘーレンフェーン)、大迫に代えてFW杉本健勇(C大阪)の2枚替えを行い、中盤のシステムも山口がアンカー、小林と井手口がインサイドハーフの構成に変更。同25分には武藤に代えてFW乾貴士(エイバル)を投入し、活性化を図った。
そして、試合を決めたのも交代選手だった。試合終了間際の同42分、乾が左サイドで縦に突破するとファーサイドにクロス。これをDF酒井宏樹(マルセイユ)が頭で折り返すと、途中出場の倉田がダイビングヘッドで押し込んで決勝ゴール。出場からわずか6分で大仕事をした倉田の一撃で、日本が2-1と競り勝った。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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