ハリル新監督、就任会見(中)「スターの能力を持っていてもチームのために」

「招集リストとしては今までと同じになるかもしれない」

――メンバー選考の基準は。これまでの実績がベースとなるのか?

「まずお伝えしなければいけないのはそれほど深く(日本代表の状況を)知っているわけではない。霜田さんと短い時間でいろいろ話した。もちろん、これまで代表としてプレーした人も選んだ。何年かプレーした人も見ている。何試合か見た。だんだんと知ることができた。招集リストとしては今までと同じになるかもしれない。

 ケガをしている選手もいる。ケガをしたとしても、その選手と会いたい。それはなぜか。みんなのことを知っているわけじゃない。私の意見、哲学を伝えたい。早く彼らとあって話したい。どんな仕事をするか説明したい。明日、明後日にかけて何試合かみたい。日本でプレーしている選手の長所を早く見つけたい。ビデオも使う。最初は難しい仕事かもしれないが、それはすぐ解決する」

――あと3か月でW杯予選が始まるが、チームは作れるか。

「確かに時間はない。時間は必要。そのために日本のスタッフと含めて仕事する。色々なところに出かける必要がある。現段階よりさらに力を引き出さないといけない。デリケートな状況で仕事する経験が私にはある。できるだけ早く彼らに自信を与えて、勝利への意欲を与えなければいけない。

 まず会って話さなければいけない。ビデオもいっぱい準備しなければいけない。ディフェンス、オフェンスも分析しないといけない。それに関して多くのアイデアを持ってきた。このやり方に対してモチベーション高くやってくれることを望むし、どうやってプレーするか受け入れてもらわねばならない。日本は規律正しく、大きなことを成し遂げる準備は出来ている。それは楽観的だ」

 

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