本田の衝撃ミドルも選出! オランダ史に刻まれた「過去10年のスーパーミドルTOP10」
VVVフェンロ時代に決めた豪快な一撃が5位にノミネート
まさかこの距離から、というところから意を決して狙い、ゴールネットに突き刺さるミドルシュートは、洋の東西を問わず目にした人々に爽快感を与える。「FOXスポーツ」オランダ版では、近年のエールディビジで生まれた「スーパーミドルTOP10」の動画を公式ツイッターで紹介しているが、パチューカのFW本田圭佑がVVVフェンロ在籍時に決めたシュートも選出されている。
5位に選出されたその一撃が生まれたのは、2009年8月16日のユトレヒト戦だった。1-2とリードを許した後半33分、中盤でボールを受けた本田はワンステップで軽やかに対面したマーカーをかわすと、30メートルはあるであろう距離から左足を一閃。強烈な弾道のボールに相手GKも触れず、ゴール右上隅に突き刺さった。
本田はその前シーズンに2部リーグMVPに選出されるなど、注目株として各国クラブから興味を示される存在となっていた時期だった。エールディビジでも通用するところを見せた本田は、その冬の移籍市場でCSKAモスクワに加入。UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でのセビージャ撃破、日本代表として2010年南アフリカ・ワールドカップ16強進出の立役者になったのは記憶に新しい。
HONDAの名を世界に知らしめるきっかけとなったVVV時代のゴラッソ。モスクワ、ミラノ、そしてパチューカと各国を渡り歩いている本田だが、そのインパクトは今もなおオランダでは語り草のようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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