アルゼンチン、4戦連続未勝利でW杯出場圏外の6位転落 ペルーに痛恨0-0ドロー

ホームで猛攻仕掛けるもゴール奪えず、W杯出場に黄色信号

 ロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選が現地時間5日に各地で行われた。4位ペルーと5位アルゼンチンによる直接対決はスコアレスドローに終わった。これで第14節のボリビア戦から4試合連続で未勝利(3分1敗)となり、11大会連続出場中の大国アルゼンチンはロシア行きに黄色信号が灯っている。

 序盤から引いて守備を固めるペルーに対し、アルゼンチンはボールを圧倒的に保持し、個人技を生かして攻撃を仕掛けた。しかし、今予選10チーム中ワースト2位の16得点のアタッカー陣は連動性に乏しく、散発的な攻撃が目立った。前半だけで9本のシュートを放つも枠を捉えたのはわずかに2本。頼みの綱のFWメッシのシュートも空を切るもどかしい状況が続いた。

 前半終了間際にはメッシのクロスからFWベネデットが至近距離からヘディングで合わせるもクロスバーの上へ。上位同士の大一番はスコアレスのまま後半に突入した。

 後半もアルゼンチンは猛攻を仕掛けていくが、1分のメッシの右足シュートはゴール左ポストを直撃。同3分のMFビリアの強烈なミドルシュート、同11分に訪れたMFゴメスの1対1はいずれもGKガジェセのファインセーブに防がれるなど、紙一重のところでゴールを奪うことができなかった。

 さらにアルゼンチンはアクシデントが発生。MFバネガに代わって途中出場していたMFガゴが右足を痛めて自ら交代を要請した。一度はプレーを再開させたものの、結局MFペレスと途中交代し、アルゼンチンは不測の事態で交代枠を使い切ることになった。

 運にも見放されたアルゼンチンは0-0のまま試合終了のホイッスルを聞くことになった。勝点3が求められたホーム最終戦で痛恨のスコアレスドロー。自動出場権の4位以内に浮上するチャンスを逃し、W杯出場圏外の6位に転落。ロシア行きのために敵地でのエクアドル戦に全てを懸けることになった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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