シリア戦ドローの豪州、“悪夢のPK”に嘆き節 「ソフトペナルティー」「手に負えない」
「PA内で何が起こったのか分からない」
レッキーの右腕がアル・ソーマの背中に触れているようにも見えるが、空中戦自体は前者が完全に制している。オーストラリアの選手たちは両手を広げて抗議したが、判定は覆らず。自らキッカーを務めたアル・ソーマが冷静に決め、土壇場で1-1のドローに持ち込んだ。
納得がいかないのはオーストラリアの面々だ。豪州メディア「News.com.au」は、「物議を醸したペナルティーがサッカルーズを拒む」と特集。「レフェリーがシリアにペナルティーを与えた瞬間、オージーの望みは打ち砕かれた」として、オーストラリア選手や監督、関係者の試合後のコメントを紹介している。
「ペナルティーエリアで何が起こったのか分からない。物事は僕らの手に負えないところに行ってしまった」(マーク・ミリガン主将)
「絶対にペナルティー(キック)じゃない。レフェリーはペナルティーを与えたかったんだろう。以前も彼が裁いた試合があったが、あのレフェリーならあると思っていた」(クルーズ)
「ソフトペナルティーだ」(アーロン・ムーイ)
「判定は我々に不利に運んだ。それが現実だ」(アンジェ・ポステコグルー監督)
「レフェリーのペナルティーの判定は不当だ」(元シドニーFCのCEOトニー・ピナータ氏)