シリア戦ドローの豪州、“悪夢のPK”に嘆き節 「ソフトペナルティー」「手に負えない」
アジア・プレーオフ第1戦、豪州が先制するも後半40分にシリアにPK献上
ロシア・ワールドカップ(W杯)のアジア・プレーオフ第1戦、シリア対オーストラリアの一戦が5日に中立地マレーシアで行われ、1-1のドローに終わった。後半40分にシリアがPKを決めて土壇場で同点に追いついたが、その判定に納得のいかないオーストラリアの選手たちからは、「ソフトペナルティー」「僕らの手に負えない」「レフェリーはペナルティーを与えたかったんだろう」と怒りの声が挙がっている。
シリアの政情不安を受け、中立地マレーシアのマラッカで行われた一戦には、“波乱”が待ち受けていた。
序盤から攻め込んだオーストラリアは前半40分、右サイドからペナルティーエリアに侵入したMFマシュー・レッキー(ヘルタ・ベルリン)が左足で放ったシュートを、ゴール前に走り込んだFWロビー・クルーズ(ボーフム)が押し込んで先制。その後もオーストラリアがゲームを優勢に進めていたが、試合終了まで残り5分となった後半40分にドラマが待っていた。
シリアが右サイドからゴール前にクロスを供給。FWオマール・アル・ソーマ(アル・アハリ)とオーストラリアのレッキーが競り合う。アルソマの背後から飛んだレッキーが空中戦を制し、頭でクロスをクリアしたかに見えたが、アリレザ・ファガニ主審は弾き飛ばされたアル・ソーマへのファウルをコールし、シリアにPKが与えられた。