スペインサッカー連盟会長、ピケの代表残留明言 ラモスとの不仲説も否定の事態に発展
政治的発言でバッシングを浴びるDFピケ、代表練習では悪質チャントも
スペインサッカー連盟のフアン・ルイス・ラレア会長は、カタルーニャ独立運動に関する一連の政治的な発言でサポーターから激しいバッシングを受けているバルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケについて代表残留を明言。常々舌戦を展開しているレアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスとの不仲説も否定するまでの事態に発展している。地元紙「AS」が報じた。
スペインからの独立の是非を決める住民投票が1日に行われた。バルセロナ市内の投票所などでは投票を妨害する警官隊が市民に向かい警棒やゴム弾を用いて負傷させるなど、当局の対応に対して世界中で批判も広がっている。
ピケは自らのソーシャルメディアで住民に投票するように呼びかけていたなか、FCバルセロナも渦中の存在となった。投票当日に行われた本拠地ラス・パルマス戦では情勢の不安もあり、試合開始25分前に無観客試合とすることを決定した。
独立運動に積極的に関与しているピケは、スペイン代表のサポーターから標的となっている。住民投票後の代表練習では練習場で「ピケ、クソ野郎! 代表から出て行け」という悪質なチャントも浴びた。
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