乾貴士が見せる“巧くて闘える選手”への変貌 スペイン生活で身に付けたものとは?

原口離脱でNZ戦スタメンの可能性浮上

 実際、昨季からホセ・メンディバル監督が乾の献身性を高く評価している。それは日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督も同様で、ロシア・ワールドカップ(W杯)出場を決めたオーストラリア戦でも、前線からのプレスを考慮して乾をスタメン起用した経緯がある。

「それは自分にとってプラスになっていると思いますし、守備の部分では常に勉強しながらですね。そこは求められているところだと思うので、そこをサボるとやっぱりチーム全体として厳しくなってしまう。サボらないのは日本全体の特徴ですので」

 かつてはテクニシャンとしての印象が強かったが、“巧くて闘える選手”へと変貌を遂げつつある。この日の練習では、ポジションを争うFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)がハムストリングに違和感を訴えて離脱したことにより、乾がニュージーランド戦でスタメン出場する可能性も浮上している。W杯の「23人枠」を巡るサバイバルの一戦で存在感を発揮することはできるか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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