偶然振り上げた手が… フランス1部で起きた悪夢の退場劇が話題 「残酷」「奇妙」
イエローカードを受けたリヨンのマルセロが偶然振り上げた手が審判に当たってしまい…
フランス1部のリーグアンで、奇妙な退場劇が起こった。イエローカードに納得のできない選手が振り上げた手が、“偶然”にも審判の手と持っていたカードを弾き飛ばす形となり、すぐさまレッドカードを提示されて一発退場。各国メディアも「残酷」「奇妙」と大きく報じている。
10月2日に行われたリーグ第8節のアンジェ対リヨンの一戦、思わぬ形で珍事の主役となってしまったのはリヨンのDFマルセロだ。
3-1とリードして迎えた後半5分、マルセロはペナルティーアーク付近で相手選手を止めようと激しいタックルを繰り出し、イエローカードを受けた。この判定に納得のいかないブラジル人DFは「なぜだ」と言わんばかりに両手を広げ、その場を立ち去ろうとした。次の瞬間――。振り上げた手と審判が下ろした手がぶつかってしまい、イエローカードを弾き飛ばす格好に。ミカエル・ルサージュ主審は、迷わずレッドカードを提示した。
一発退場を命じられたマルセロは愕然。慌てて、両手を広げながら不可抗力だったことを主張したが、時すでに遅し。判定が覆ることはなく、数的劣勢となったチームは後半13分、同22分に失点して、3-3で勝利を逃してしまった。