一からのスタート

　日本サッカー協会は12日、JFAハウスで理事会を開き、日本代表の後任監督としてバヒド・ハリルホジッチ氏の就任を承認した。アギーレ政権でも主力を担ったFC東京のFW武藤嘉紀は、Jリーグでゴールを重ね、再び代表に選出される決意を表明した。
「やることは変わらない。いつも通りゴールを狙うだけ」
　小平グラウンドで練習を終えた武藤は、日本代表の新監督就任を受けてそう口にした。
　武藤は昨年、代表デビューを果たし、10試合出場1ゴールを決めた。今後は「一からのスタート」と口にした上で、代表入りに強い意欲を示した。
「自分の強みは 攻守において戦えること。アギーレ監督時代はそこを評価してもらって代表に呼ばれることができた。結果で選ばれたい」
　7日に行われたJリーグ開幕戦でも2ゴールを決め、いまや日本で最も注目される選手の一人にまで駆け上がった。しかし、その心構えは変わらない。
「自分は選手なので、監督に求めることは何もない。監督から求められるような選手になるために結果を残していくだけ」
　武藤は、これからもゴールを積み重ね、日本代表に再びその名を連ねる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images