ペップがスペイン政府を批判 カタルーニャ独立投票での衝突に「なぜ英国のようにできないのか」

故郷で起きた暴行事件にグアルディオラ監督が怒り 「スペインは現実を隠そうとするだろう」

 バルセロナは10月1日に激震の一日を過ごした。カタルーニャではスペインからの独立の是非を問う住民投票が行われたが、スペイン政府は独立阻止のために対抗措置。警官隊が住民と衝突する事態に発展し、バルセロナは試合開始25分前に本拠地カンプ・ノウでのラス・パルマス戦を、無観客試合とする異例の措置をとった。

 カタルーニャ人というアイデンティティーに重きを置く元バルセロナ監督で、現在はマンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、強硬措置に出たスペイン当局を痛烈に批判している。地元ラジオ局「RAC1」と「カタルーニャ・ラジオ」でのインタビューで語ったもの。

「我々はスペインが嫌いと彼ら(政府)に考えてもらいたくはない。スペインは素晴らしい国家だ。その文化、スポーツ、街もそうだ。しかし、自分たちの将来を自分で決めたいと願う人々が存在することを理解する必要がある」

 名将はカタルーニャ人としての立場を明確にしたうえで、メディアで報じられている警官隊による市民への暴行に怒りを露わにした。

 

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