モウリーニョ監督、一発レッドのイブラに出場停止処分を科さないよう訴える

PSG・ブラン監督も処分取り消しを訴える

 

 試合はPSGが劇的な勝利を飾ったが、一発レッドのイブラヒモビッチは準々決勝で出場停止となる。

 試合後、イブラに歩み寄ったのはかつての恩師だった。落胆するエースと話した後、モウリーニョ監督は「UEFAがあのミスを最小限に止めて、彼が準々決勝に出場できることを願っている」と語り、オスカルとの接触プレーで出したレッドカードを誤審だと指摘している。

 2人はかつて師弟関係にあった。2008年から09年シーズンにインテルで共演。イブラヒモビッチは35試合25ゴールでセリエA得点王となり、リーグ4連覇に貢献した。イブラヒモビッチは「ジョゼとは最高の経験を共にした。唯一の心残りはたった1年しか一緒に働けなかったこと」と「スペシャル・ワン」との日々を振り返っていた。敗軍の将は潔さを示し、イブラヒモビッチへの出場停止処分を下さないよう求めた。

 PSGのローラン・ブラン監督も出場停止処分の取り消しを訴えるという。「あの決断について話し合う委員会が開かれることになる。準々決勝で彼が我々のチームにいることを望む」と語っている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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