2ゴールの興梠が得点ランク首位快走 柏木もサポート明言「慎三を得点王にするのが目標」

「センタリングへの入り方は工夫している」

 前任のミハイロ・ペトロヴィッチ監督時代はほぼトレーニングに盛り込まれていなかったセットプレーだが、堀孝史監督に交代してからは非公開練習で攻守ともに入念に準備をするようになっている。そうしたなかで、柏木の正確なキックが興梠の5年連続アウェー仙台戦でのゴールを導き出した。

 さらに興梠は後半15分にも、DF遠藤航のクロスを冷静にヘディングで流し込んだ。4バックにシステム変更してからサイド攻撃が増えており、興梠は「センタリングへの入り方は工夫しながらやっています」と、新しい攻撃パターンにアジャストしている。

 これで今季の仙台戦はホーム(7-0)でのハットトリックに続いて2試合5ゴールと荒稼ぎ。浦和加入以来の仙台戦での成績も、10試合で13ゴールと完全な“お得意様”にしている。

 これで興梠は今季のリーグ戦でのゴール数を19に伸ばし、FW杉本健勇(セレッソ大阪)との差を3ゴールに広げて得点ランキング首位を堅持。6試合を残して、すでに昨季得点王のピーター・ウタカ(現FC東京)とレアンドロ(神戸)のゴール数に肩を並べたが、ラストパスの供給源である柏木は興梠への“徹底アシスト”を宣言した。

 

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