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レアルの新星が2023年まで契約延長 「バロンドール獲得は考えていない」発言の真意は?
アセンシオが正式サイン「世界最大のビッグクラブとの契約更新はこの上ない誇り」
レアル・マドリードのスペイン代表MFマルコ・アセンシオは現地時間29日、2023年までの契約延長に正式にサインした。本拠地サンチャゴ・ベルナベウでの記者会見に臨んだ21歳は、バロンドール獲得は考えていないと話したという。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
2014年にマジョルカから移籍金390万ユーロ(当時約6億円)でレアルに加入したアセンシオは、昨季リーグ戦で23試合に出場し、UEFAチャンピオンズリーグでも8試合3得点とクラブ史上初の大会2連覇に貢献。契約は2022年6月までとなっていたが、クラブ内での評価は高く、翌2023年までの契約延長を狙っていると報じられていた。
レアルは期待の新星と向こう6年間の契約を結ぶことに成功。記事によれば、アセンシオも「昨シーズンは素晴らしい年で、僕は大きく成長した。世界最大のビッグクラブとの契約更新はこの上ない誇りだ」と語ったという。
クローズアップされたのは、「僕はバロンドールを獲得することは考えていない」という発言。ヨーロッパの年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」は選手にとって最高の栄誉のひとつだが、意識はしていないという。自身はまだ21歳と若いため、「すべてのことが起きるべき時に起きだろう」と、あくまで自然体でプレーしていく先に個人タイトルがあるというのが真意のようだ。
「僕には僕のゴール(目標)があって、それは常にプレーすること。でも、他の選手に出場時間を割り当てないといけないことは理解している。僕らはチームだからね」
ライバルのバルセロナと勝ち点差7の6位と調子の上がらないレアルにとって、アセンシオの活躍が巻き返しのキーファクターになるかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images