ACミランのオランダ代表MFナイジェル・デヨングが、今夏の移籍市場でユベントスに電撃移籍を果たす可能性が浮上している。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョニュース24」が報じている。 今季限りでミランと契約満了となるデヨングだが、ミランとの契約延長オファーにはいまだにサインしていない。中盤の要は、2シーズン連続で欧州カップ戦の出場を逃す可能性が高まっているミランには残留せず。新天地を求めることが既定路線とみられている。 昨年のブラジルワールドカップでオランダ代表を率いた恩師ファン・ハール監督が率いるマンチェスター・ユナイテッ ドは、ボランチの補強準備を進めていた。補強リストの最上位だったローマのオランダ代表MFケビン・ストロートマンが故障で長期離脱となったため、デヨングは来季マンUの中盤補強の有力候補となっていた。 だが、最新のリポートによると、ユベントスがデヨング強奪準備を進めているという。かつて契約満了となったイタリア代表MFアンドレア・ピルロをミランから巧みに獲得した経緯もあるが、そのピルロどりの再現を狙うという。デヨングにとっては昨年途中までミランを率いたユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督とは再タッグになる。 どちらの恩師を選ぶのか。デヨングの決断に注目が集まっている。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images