現役時代元ドイツ代表や、ドルトムントなどで活躍した名ストライカーのカール・ハインツ・リードレ氏が、アジアの若年層に向けて日本代表MF香川真司と、レバークーゼンの韓国代表FW孫興民を成功への手本とするべきだと語った。「ESPN」が報じている。 「これから世界を目指すアジアの若手はブンデスリーガの香川と孫を手本とすべきだ。司令塔として香川は2010年にドルトムントのユルゲン・クロップ監督がブンデスリーガ優勝した時の中心的な存在だった。孫はレバークーゼンのFWとして素晴らしいシーズンを送っている。どちらも技術的に才能に恵ま れた選手。ブンデスリーガのおかげで世界的なスター選手になれた」 現役時代にワールドカップとUEFAチャンピオンズリーグを制覇し、現在ドルトムントのアンバサダーを務めるリードレ氏はそう語った。さらに、アジア人選手の渡独を求めた。 「若いアジアの選手の強みは足元の技術とフィールド上を走り抜ける運動量だ。彼らにとって技術を磨く上で、ヨーロッパで最高のリーグはブンデスリーガだ。過去数シーズン、最高の技術レベルを持った選手が生まれてきた。昨年のW杯でブラジルを倒し、優勝することができた」 同氏はブンデスリーガを席巻する第二の香川、孫の出現を待望していた。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images