強行出場の柏木、ACL4強上海戦で貴重なアウェー弾 「苦手な右足で決められて良かった」

0-1で迎えた前半27分に値千金の同点ゴール

 浦和レッズのMF柏木陽介は「苦手な右足だけど決められて良かった」と、値千金のアウェーゴールと引き分けに安堵の表情を見せた。浦和は27日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦の上海上港(中国)とのアウェーゲームを、1-1の引き分けで終えた。

 柏木は8月23日のACL準々決勝、川崎フロンターレとの第1戦のウォーミングアップ中に右足内転筋肉離れで急きょ出場を取りやめると、9月13日の第2戦で復帰。しかし、足の付け根の痛みを発症させてリーグ戦は2試合連続の欠場となり、この上海戦も強行出場となっていた。

 それでも中盤で運動量を発揮するプレーを見せると、上海に先制を許して迎えた前半27分、MF青木拓矢からFW興梠慎三に浮き球の縦パスが入ると、興梠のサポートに入るべくスプリント。興梠からの丁寧なバックパスを右足ダイレクトのボレーで狙うと、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。

「前半立ち上がりから良い形で攻撃できていたし、慎三なら落としてくれると信じていた。苦手な右足だけど決められて良かった。1失点は仕方ないと思っていたし、1点取られたなかで自分たちが取るという気持ちでやれた」と、浦和の「10番」を背負う柏木は振り返った。

 

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