サッカー史に残る高額移籍金が発生した「ベテラン10人」 日本代表選手と共闘した名手も選出

長友、中田と同僚だった3選手も上位入り

 6位タイのなかで前述した3人は近年の移籍だが、ジネディーヌ・ジダン(現レアル・マドリード監督)らを支えた“名脇役”として知られた元フランス代表MFクロード・マケレレも、2003年にレアルからチェルシーへ同金額で移籍している。オイルマネーで欧州サッカー界を席巻し始めたロマン・アブラモビッチ会長肝煎りの移籍は、今でも高額移籍として歴史に残っている。

 彼らの金額をわずかに上回る5位には、「唯我独尊男」の元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(現マンチェスター・ユナイテッド)が入った。30歳となった2012年、ミランからPSGに加入した際の移籍金は2100万ユーロ(約27億3000万円)。その後の活躍は推して知るべしで、同サイトは「スウェーデン人ストライカーはワインのようなもの。年齢とともに熟成する」と賛辞を送っている。

 ここから3人は、日本人選手とチームメイトだった選手が続く。まずは日本代表DF長友佑都とともにプレーした元アルゼンチン代表FWディエゴ・ミリートと、元カメルーン代表FWサミュエル・エトーだ。前者は30歳となった2009年にジェノアから2500万ユーロ(約32億5000万円)でインテルに加入、後者は30歳時点でインテルから2700万ユーロ(約35億1000万円)でアンジ・マハチカラへと去っている。

 名うてのストライカーを大きく上回る金額なのは、アルゼンチン代表のゴールゲッターとして知られたFWガブリエル・バティストゥータ。豪快な“バティゴール”を量産していたフィオレンティーナから、00年にローマに移籍。当時のローマは元日本代表MF中田英寿、元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティらが在籍する豪華な陣容だったが、31歳ながら3600万ユーロ(約46億8000万円)もの移籍金を払い、クラブは悲願のスクデット獲得への足掛かりにした。 

 


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