記録で証明した「スペシャル・ワン」

「勝つためのクオリティが必要となる試合、幸運が必要となる試合、相手に合わせなければならない試合、そのような様々な試合がある。我々はテリー、ケーヒル、ズマと共にハマーズのダイレクトフットボールを封じなければならなかった。そしてクルトワはすべてにおいて素晴らしい活躍を披露してくれた」

　100試合クリーンシートの歴代最速記録を打ち立てた試合直後のモウリーニョ監督は、最後までゴールを守り通した守備陣に賛辞を惜しまなかった。

　モウリーニョ監督は52歳にして既に21つのトロフィーを獲得し、世界最高の指揮官として確固たる地位を築いている。守備的な戦術と揶揄されることもあるが、今回成し遂げた歴史的記録が、モウリーニョ監督が「スペシャル・ワン」であることを改めて証明することになった。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images