「今の日本は韓国に見向きもしない」 韓国サッカー界の苦境に地元紙が危機感
韓国サッカーに対する日本の関心が激減した一因は…W杯最終予選の戦いぶり?
韓国代表はロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でグループA・2位の座を死守し、9大会連続のW杯出場を決めた。辛うじて本大会出場権を手にしたが、地元メディアは辛辣な論調を展開。2002年日韓W杯で同代表を率いた名将フース・ヒディンク監督の再登板説も浮上するなど揺れるなか、地元紙「スポーツソウル」は韓国と日本の現状を比較。「今の日本は、韓国サッカーを意識していないだけでなく、韓国に見向きもしない」と危機感を強めている。
韓国代表はW杯アジア最終予選のグループA最終戦、敵地ウズベキスタン戦で0-0と引き分け、苦しみながらも2位の座を守り抜き、本大会への切符を手にした。そんななか、スポーツソウル紙は「韓国サッカーに対する日本の関心が最近急激に減っている」と指摘。その原因の一つとして、W杯最終予選の戦いぶりを挙げた。
「日本も韓国のように、最終予選で苦戦を免れなかったが、結局グループB・1位でロシア行きを確定させたバヒド・ハリルホジッチ監督を肯定的に眺める声が強い」
日本代表は8月31日のオーストラリア戦で2-0と勝利し、6大会連続6度目のW杯出場が決定。最終戦のサウジアラビア戦は0-1と敗れたがグループB・1位で終えた。14日発表のFIFA(国際サッカー連盟)ランキングで、日本は前回から順位を4つ上げ、ハリルジャパン最高位の40位に浮上し、アジアでは二番手をキープ。アジアトップはイラン(全体25位)、3位オーストラリア(全体50位)、4位韓国(全体51位)と続いている。
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