セルティックOBがCL16強を回想、中村俊輔を絶賛 「戦況を一変させてくれた」
元主将のマクマナス氏が当時を回想 「我々には個人のタレントがいた」
スコットランドリーグ6連覇中のセルティックは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)初戦の本拠地パリ・サンジェルマン戦で0-5と大敗を喫した。欧州の舞台では苦しいスタートとなったが、元日本代表MF中村俊輔(現・ジュビロ磐田)が在籍していた時代は各国の強豪相手に2年連続で決勝トーナメントに進出。日本が誇るマエストロと共闘した元キャプテンが当時を回想し、「シュンスケ・ナカムラが戦況を一変させてくれた」と称賛している。スコットランド紙「スコッツマン」が報じている。
「私はヨーロッパでの輝ける夜のなかで、あれだけたくさんプレーできて幸運だった。あの時代はチャンピオンズリーグの16強に到達して、世界の全てのトップチームと戦うことができたんだ。セルティックの現状を鑑みると、それは偉業とも言えると思う。我々は当時、ミラン、マンチェスター・ユナイテッド、そしてバルセロナと渡り合ったんだ。2007年から2009年までの間、チャンピオンズリーグ優勝チームのうち、2チームから勝利を手にしている。これがどこまで偉大なことなのか、当時は本当の意味で理解されなかったかもしれないね」
記事でこのように語ったのは、セルティックでキャプテンを務めた元スコットランド代表DFスティーブン・マクマナス氏だ。今年8月に現役を引退し、マザーウェルのU-20コーチを務めるレジェンドは誇らしげに語った。当時のセルティックには、ビッグクラブ相手にも違いを見せることができるタレントがいたという。
「(2004年に)ドネツクでの途中出場でCLデビューした時には、自分はこのレベルで通用するのか心配になった。その後に恐怖心を払拭し、自分の中で自信が生まれた。スコットもそうだったよ。ゴードンは確固たる戦術で僕たちを起用してくれた。このチームの規範というものが何よりも重要だったけれど、我々には個人のタレントもいたんだ。スコット、シュンスケ・ナカムラ、エイデン・マクギーディが戦況を一変させてくれたんだ」